いつか始めよう始めようと思いつつも、ずっと後回しになってしまっていた、バーチャロンキーチェーンフィギュアの塗装&改造を、遂にはじめました!
バーチャロンのキーチェーンフィギュアとは、ゲーセンでバーチャロンが稼働していた頃にクレーンゲーム等で展開していたボールチェーン付きフィギュアで、小サイズなのを活かし、OMGのプレイヤー機8機と、オラタン5.2のプレイヤー機12機が全てリリースされました。
今回は第一弾として、まずはOMGテムジンとその系列機を集めてみました。
MBV-04-G テムジン(1Pカラー)
ライデンと共に採用された史上初の戦闘用バーチャロイドで、右腕のビームライフルを効率よく運用するために特化された機体構造となっていて、遠距離から近接戦闘までバランス良くこなせる機体となっています。
ガン消しの記事では写真シール風にしていましたが、バーチャロンフィギュアはVO4のパイロットカード風にしてみました(笑)。
基本的には元のキーチェーンフィギュアのままですが、肩や前腕のセンサー部分等、少しだけ部分塗装しています。
ガン消しもそうでしたが、自分の腕であまり細かく部分塗装すると、却って汚くなってしまうので、目立つ箇所のみ塗装しています。(;´▽`)
ゲーム内でも設定と同じく、非常に高い汎用性を誇り、初心者から上級者まで扱える高性能機でした。ボムやライフルで牽制し、ビームソードや前ダッシュRW(通常前ビ)で一撃離脱をこなす戦闘スタイルは、OMGから最新作である禁書VOまで一貫して変わらないテムジン王道の戦術でしたね。U^q^U
MBV-04-G テムジン(2Pカラー)
OMGの2Pカラーは特に背景設定は無いようです。まだこの頃はRNAもありませんでしたしね(笑)。
上半身や爪先のブルーがレッドに塗り替えられています。
手抜きしてサーフェイサー等を吹かなかったためか、ところどころ青色が残ってしまっていますね。(;´▽`)
余談ですが、テムジンのビームライフル「M.P.B.L.-7 mk 3-b」は、試作段階では発射するビームの形態が何度も変更されたり、途中でビームソードが追加されたり、実戦採用直前までビーム弾が出なくなるジャミングが解消されなかったりと、かなり難産な武器だったという設定があります。
これらの設定は、ロケテスト版から製品版までの仕様変更やバグとの闘いがそのままモチーフとなっているそうです(笑)。
MBV-04-E-6 テムジン(練習機)
ゲームのデモ画面に登場していたカラーリングの機体で、練習機、試験機、E6型等と呼ばれていますが、こちらも2Pカラーと同じく、詳細な設定は存在しないようです。
セガサターン版のみ隠し機体として本機を操作する事ができました。
通常のテムジンとの違いは、ダッシュ速度が少し早く、ジャンプの高度も少し高くなっており、ビームソードのダブルロックオン距離が通常機より広く、代わりに装甲が少し薄かったりと、ややピーキーな性能となっています。
うろ覚えなので間違っているかもしれません。(;´▽`)
メインカラーのイエロー部分は、肘や肩アーマー先端のイエローより少し明るめです。
MBV-04-10/80 テンエイティ(C.G.S type a1/c装備)
OMG以降、VCa2年に第3プラント、MV-03により量産されたテムジンのOEM版で、コストを抑えた簡易量産型となっています。
同じくMV-03が開発したベルグドルと比べると使いやすかったようで、なんとVCa9年まで改良を重ねられながら使われていたようです(笑)。
オラタン、フォース、マーズと登場し続けたみんな大好きテンパチ君ですね(笑)。
こちらは製品化されていないので、テムジンをベースに改造しています。肩やボディ、膝等、間違い探しのように細かい相違点が多いですw
ホビージャパン連載の小説「ONE MAN RESQUE」が初出ですが、オラタン最終バージョンである5.66にてまさかのゲームへの逆輸入となりましたね。
オラタンに登場したのは「テンエイティスペシャル」となっていますが、外観は初出の頃と特に変わっていませんw
MBV-04-10/80 テンエイティ(M.P.B.L.-7 mk.2-d/9/88装備)
大型のビームランチャーを持ったタイプ。
外観はOMGのロケテスト版テムジンが装備していた「M.P.B.L.-7 mk.2-a」とほぼ同じですが、ゲーム未登場なため、性能は不明。
ビームランチャーはジャンクパーツを組み合わせることで作成。砲身はMSセレクション(だったかな?)のV2アサルトバスターのメガビームキャノンを使っていますが、ちょっと長すぎたかも。(^^;
この武器は当時のWAVE発売の1/144キットに付属していましたね。
ゲーム未登場なのもあり、かなり影が薄いですが。(´^q^`)
SDK/04 テムジン「四之影」
こちらもONE MAN RESQUEに登場したバリエーション機で、0プラント由来の地下組織「ザ・シャドウ」所属の謎多きVRで、外観こそ1世代型テムジンですが、その性能は2世代型VRを遥かに凌駕する超高性能機となっています。
ハイエンドCGのイメージに合わせ、艷やかなブラックで塗装。配色のパターンが通常のテムジンと全然違うので、資料をしっかり見ながら塗装しないと確実に間違えます。(;´▽`)
ちなみに本機特有の「ザ・シャドウ」や「影騎士」という設定はそれ以降出てこず、後のシャドウVRとの関連は不明でしたが、近年の設定では、本来は暴走してしまうシャドウ化したVRの制御に成功した稀なVRということになっているようです。
VR-004 テムジン(Type 94)
最後は、電撃ホビーマガジンにて連載されていた「FRAGMENTARY PASSAGE」に登場した、白虹騎士団が所有するテムジンです。
後のVR-707、VR-747と同じく、対シャドウ戦を想定した規格外の戦闘力を持つVRで、超高効率Vコンバータを使用しているとのことですが、本機は戦闘描写が一切ありませんでした。(;´▽`)
戦闘シーンが無かったという経緯もあってか、OMGテムジンのバリエーション機の中では一番マイナーな機体かもしれません。U´^q^`U
全身がホワイト、ゴールド、シルバー等で塗装されており、本機も四之影と同じく、間違い探しのようにカラーパターンが通常機と異なるため、塗装が大変です。(;´▽`)
VR-707(第2世代型テムジンの白騎士仕様)が完成したことで、本機はVR-707へ再リバースコンバートするために順次解体されていったそうです。
OMGテムジン3色集合!
ビームランチャーはテンエイティに持たせるか、ロケテスト版テムジンとして1Pカラーのテムジンに持たせるかで少し悩みましたが、簡易量産機であるテンエイティの方が並べた時に様になりそうだったので、今回はテンエイティとして作りました。
対象的な白騎士、シャドウと一緒に。
ベース機と改造後。
テンエイティのボディにはMr.カラーの土地色という塗料を使っています。これがテンエイティにピッタリなんです(笑)。
それと比べ、手脚のグレーはちょっと濃かったかもしれません。(^^;
塗装前の状態。テンエイティの頭部やマスク部分は塩ビ板を貼り付けて作成。
以上、キーチェーンフィギュアによるOMGテムジンとそのバリエーション機たちでした!
実はこの企画、5年くらい前から計画して、ヤフオクやメルカリを使ってキーチェーンフィギュアを集め始めていたのですが、一度頓挫し、去年あたりになってから再チャレンジしたいと思うようになり、今回ようやく本格的なスタートを切ることが出来ました。
ガン消しやガンプラ等、他の企画と並行して進めるため、かなりのスローペースとなりますが、最低でもOMGからオラタンまでのVRはほぼ全て塗装と改造で再現していこうと思っていますので、バーチャロンが好きだという方は、たまにまた見に来ていただけるととても嬉しいです。(*´ー`)
※2023/12/10追記
MBV-04-E4 テムジン(E4型)
初の戦闘VRであるテムジンの旧バージョンと言えるVRで、ビームランチャーが初期型である「M.P.B.L.-7 mk.2-a」となっています。ビームバルカンと低初速高エネルギー弾と呼ばれる射撃モードを使い分け、後にビームソードの形成機能も追加されましたが、突如機能停止してしまうジャミング問題に悩まされる装備でもありました。
この初期型ビームランチャーは実際にOMGのロケテスト版で使われていた装備だそうで、製品版にもスコアリザルト画面の背景等で見ることが出来ます。
後にOEM機であるテン・エイティが装備していたり、カトキハジメプロデュースでバンダイから製品化されたテムジンにも付属武器として立体化されていました。
前述の通りテンエイティ用の装備として作っていたので、本機を制作する予定は無かったのですが、たまたまOMGテムジンが余分に手に入ったので、作っちゃいました(笑)。
完成型であるテムジンG型と一緒に。ちょっと銃身が短かったかも。(;´▽`)