前回の記事の続き、バーチャロンキーチェーンフィギュアでのライデン系列再現、その後編になります!
前回はカラバリ機でしたが、今回はOMG以降のカスタム機を中心に紹介していきます。
前編はこちら↓
・HBV-05-F8S ライデン(ミミー・サルペン准尉専用機)
VCa2年時でのサルペン准尉の搭乗機で、OMGでの防衛戦で損傷した207号機を修復する際にこのF8S型となったそうです。
指揮官用装備を施し、携行武装は実弾のバズーカランチャーから光学兵器のフラットランチャーに変更され、肩部のレーザーと合わせて光学兵器に統一することで、FCSの効率化が図られています。
指揮官用装備として、頭部センサーパーツが強化された他、胸部アーマー、スカートアーマーの形状が変更されています。
頭部センサーはガンプラのジャンクパーツ、胸部とスカートのバンパー状のパーツは棒状のプラ材を削って形状を整え、接着しています。
ホビージャパンで連載されていたサイドストーリー小説「ONE MAN RESQUE」の主役機で、ライデンのみを装備運用する部隊「S.H.B.V.D.」のリーダーとして、圧倒的性能差のある第2世代型アファームドを駆るRNA部隊と死闘を繰り広げます。
フラットランチャーはガンプラのカスタマイズウェポンに似たような武器があったのでそれを加工して使用。そのため、よく見ると細かく形状が違いますがご勘弁を(;´▽`)
OMR連載当時はマイナーな装備でしたが、バーチャロンフォースで逆輸入され、一撃で40%前後のシールドゲージを奪う前ビを放つ大火力兵器だということが判明しました(笑)。
・HBV-05-E/k2 ライデン(ダッシュ・プロンガー曹長専用機)
サルペン准尉と行動を共にする寡黙な仕事人、プロンガー曹長の専用機。
外観こそノーマル機と変わりありませんが、装甲材質が軽量なものに変更されたことで機動性が向上し、FCSをカスタマイズすることで射撃精度が非常に高くなっているようです。
設定通り外観はノーマル機と変わらないので、今回の記事で唯一カラー変更したのみとなっています。上腕や太腿のベージュがかなり独特な色で、再現に苦労しました…もう少し薄かった方が良かったかも。(;´▽`)
そんな独特なカラーリングだからなのかWaveから発売されたプラモデルでは、ベージュ部分が塗装済みになっていたとか。バイザーや爪先等のブラック部分は本来はカーボン柄になっているのですが、流石に再現出来ず。(´^q^`)
OMR開始時には既に戦死していたエルデン・リットー大尉の専用機。
豪快だった大尉の戦闘スタイルに合わせ、大火力とそれを支える高出力によるゴリ押し戦法を得意としていました…が、このVRを引き継ぐことになったアイボリー軍曹の
戦闘スタイルとは全然噛み合わず、苦労させられることになるようです(段々と順応していったようですが)。
メインウェポンがバズーカランチャーから大型のチェーンガン、ダムド9009に変更されているのが最大の特徴ですね。
リットー大尉は存命時点では最高階級だったため、指揮官用装備も施されています。
腕と脚のフレアライン(?)はサイズ的に再現不可と考え省略するつもりでしたが、目立つ箇所でもあるので、面相筆とマイナスドライバーの先でちょんちょんつっついて塗装しました…流石に汚いですが、自分の腕だとこれが限界です。(;´▽`)
ダムド9009はMSセレクションのグフカスタムのものを切り離し、ほぼそのまま使ってます。(;´▽`)
・HBV-05-SR4 ライデン(元リットー大尉専用機 デス・ギガント装備)
リットー大尉機には、リットースペシャルと呼ばれる専用装備がいくつか開発されており、ブースター付きバトルアックス「デスギガント」とサークルシールド「ボルトゴッチ」は、どちらもリットー大尉戦死後に完成したため、本機を受け継いだアイボリー軍曹とハッター軍曹が使用することとなりました。
どちらもジャンクパーツを使って制作。デスギガントの斧部分はSDガンダムフルカラーのアクトザクの大型ヒートホーク、ボルトゴッチはコンバージのトールギスのシールドをベースにしています。
デスギガントは初陣ではアイボリー軍曹が使い、重装甲を誇るi-ドルカスの脳天をかち割って撃破し、ハッター軍曹はなんと投擲し、アファームドAの両脚をぶった斬るという、リットー大尉も草葉の陰で喜んでそうな使われ方をしていました(笑)。
ボルトゴッチもアファームドS部隊の集中砲火に耐えるほど堅牢だったようです。
・HBV-05-J22 ライデン156号機(ステフォン・アイボリー搭乗機)
第1世代型ライデンはまるで生き物のようにそれぞれのVコンバータに癖があり、同調出来るパイロットを選ぶ節があった中、本機は最も癖の少なく安定した機体だったようで、練習機として長らく使われていた機体でした。が、現存機の減少により、本機も実戦投入されることになり、新米であるアイボリー軍曹が搭乗することとなりました。
このVRのみ、ホビージャパン連載時には登場せず、2012年にスタートした公式同人誌による、OMR Reboot企画にて新たに登場したVRとなっています。
右手にはビームソードを形成するブレードシステムABS-G10が装備され、本来右手に装備するバズーカランチャーはサウスポーであるアイボリー軍曹に合わせ、左手に装備されています。
練習機ということもあり、ダークグレーとブルーによる落ち着いた機体カラーとなっています。バズーカがベージュ系の色なのはちょっとめずらしいですね。
右肩にはクローバーのようなペイントがされています。
ブレードシステムABS-G10は本体はプラ材の削り出しで、ブレード部分はホームセンターで売ってたお弁当用のピックです(笑)。
外観がフォースのライデン512Aが装備するハイパークラブTypeHに似ている…というかそっくりですが、現状その関係性は不明です。
サルペン准尉とプロンガー曹長。OMR前半はこの二人を中心に話が進みます。
VC9a年時点でのサルペン専用機と比較。
レッドの風味が微妙に違うように見えたので、旧専用機ではあずき色を使いましたが、今回の専用機ではRLM23レッド(臙脂色に近い色)を使っています。
まあ単にOMGとオラタン以降でハイエンドCGの質感が違うから、そう見えただけなのかもしれませんが(笑)。
相性の悪い元リーダーと新米。もしReboot版OMRが続いてたら、この二人の関係ももっと掘り下げられたのだろうか…(´^q^`)
2024年現在では、サルペン准尉の活躍が見られるのはOMRが最後になりますが、S.H.B.V.D.自体はフラグメンタリー・パッサージュやバーチャロンマーズにも登場しているので、VCa9年では大尉になっていたサルペン隊長の活躍が見れる日も来るかも?
…まあワタリさんがセガ退社しちゃったので、可能性は薄いですが…(;´▽`)
S.H.B.V.D.にDNAの援軍が合流したサルペン戦闘大隊!後はベルメイトを作れば更に再現度が上がりそうです。(^q^)
塗装前の状態。
デスギガントやブレードシステムはプラ材削り出しと書きましたが、実際は職場で廃棄されるケミカルウッドの切れ端をもらってきて、それを利用しています。
まだ予定は未定ではありますが、将来必要になる気がするので、ブレードシステムとフラットランチャーは少し余分に作ってあります。そこまでたどり着くのに何年かかるやら…(´^q^`)
…以上!キーチェーンフィギュアを使い、第1世代型ライデンシリーズを可能な限り制作してみました!
バーチャロンは人生で一番ハマったゲームですし、OMGライデンは愛機だったこともあり非常に思い入れも強く、作っていて楽しかったですね。まあ元々塗装が下手なのもあって、5センチちょっとの小さなフィギュアの塗装は地獄のようでしたが…(;´▽`)
来年11月でバーチャロンは誕生30周年を迎えるので、それまでになんとかOMGキャラだけでも揃えたいな…去年作ったテムジンから今回のライデンまでに1年弱もかかってるので、相当制作ペース上げないと駄目そうですが(笑)。